心元気に。
東北の震災に,日本が大きく揺れた
11日から,2週間あまりが経とうかとしています。
震災の被害に遭われた多くの方々の
ご冥福をお祈りするとともに、
今こそ直接関わりのない自分たちが
元気を出さねば、と心に誓う次第です。
生徒さんたちも、
気分が沈んでしまっておられる方や,
日々を,粛々と歩もうとされる方、
など、いろいろで、
中には、
お知り合いやご家族の方々が,直接震災と関わっておられる方も、
いらっしゃって、
気乗りしないままに、
レッスンに来られる方も
少なくありません。
ですので、そういう時には
無理に音を出す事はせず、
生徒さんの気持ちに割と委ねる事が多いです。
私たち,ミュージシャンの間でも、
自粛行動により、
生演奏のお仕事がキャンセルになっているという事態も
起きています。
音楽を、一種の娯楽
と受けとめる方は、決して少なくないと思います。
もちろん、そういう役割も
多分に持ち合わせては いると思いますが、
自分としては、
音楽は一種の感情表現,伝達手段だという想いがあります。
音楽の始まりは
誰かが,誰かを想い,
その思いの丈を、口に出したら、
歌になった、
というような事な訳ですから、
私は、
そういう点から,
こういう今だからこそ,
音を出しませんか、
音楽を聴きませんか、
という気持ちでいます。
何はともあれ、
焦らず
音を出して、
音を聴いて、
元気になってほしい。
心が,元気であれば、
前に進める。
生徒さんにも、押しつけではなく、
そういう気持ちが
芽生えるようなレッスンが提供できたら、
と,密かに感じたりする今日この頃です。