二胡 弾き方 音質
今日は,一日雨でした。
、、、、、
明日も,雨だそうです。
、、、、
ついでにいうと、
明後日も,雨だそうです。。。。(モウエエッチューネン!)
、、、と、
くだらぬ つっこみを入れたくも
なるくらい、
湿度が高い一日でした。
あれですね、
湿度の高い日は、
だめですね,,。。。。
全く,楽器が響きません。
木や皮が、湿気を含んで
どうにも、こうにも、、、、
これが好き、という人も
中には居るのかも知れませんが、
私は,苦手です。
殊に、雨の日の本番は、ひどく憂鬱です。
カメハメハ大王の事を思い出して、
雨の日が休みになるなんて、
そんな王国の国王は素晴らしいなあ,,,
などと、くだらぬ事ばかり、考えてしまう始末です。
今日も,
雨なので
このブログの書き方も
いつもより,変な感じがします。笑
無駄な話ばっかり書いてしまいました。
さて,今日は、一応前回の続き,ということで
二胡の音質についてです。
二胡の音質が、なぜ湿り気を帯びた音に聴こえるのか,
という話ですが,
もちろん、
楽器の特性という事は多分にあります。
「皮を張った筒」
というのが、この音質のポイントではないかと思いますが、
ヴァイオリンには、皮は使われていません。
また,f字孔(エフホール)という、音の響きを作る穴はありますが、
楽器自体が筒状というわけではありません。
日本胡弓という楽器も、
皮は張ってありますが、こちらは穴自体ありません。
お三味線と同じような作りになっています。
張った皮から得られた響きが
筒の中を通り,外へ抜けることで、
あの音質が得られるというわけです。
しかし、私が要因と思っているのは
そこではなく、
もっと別の事です。
これは,同時に
二胡を初めて聴く人が、
二胡の音を
不思議に思う大きな要因でもあると思うのですが、
それは、二胡の技法の大きな要素の一つとも言える,
「滑音」
です。
滑音というのは、指を弦の上を滑らせて、
その動きを
そのまま音に反映させる技法ですが,
この、滑音の多用こそが,
音に粘りを持たせている要因となっていると思ってます。(まあ、そんなに声を大にして言う事でもないんですが,,,)
中国っぽい、二胡っぽい、
と言われる感じは、
大体この滑音が,入っている曲だと
そうなります。
中国では,滑音というのは
先生によってみな、付け方が違うらしく
生徒はその先生がつけたように
覚えていきます。
日本の滑音事情(そんなものが,あるのか知りませんが)は、
よく分かりません。
が、私がレッスンで使用している
教材は、滑音の付け方が,細かく指示してあるものです。
ヴァイオリンの教本などには、
こういった二胡に存在するような
滑音記号というものは、全く存在しません。
逆に、音を滑らせて弾く
という事自体、基本的にタブーの域ではないかと思います。
面白い事に、
滑音を入れたのと,入れないので、
弾き比べてみると、
その曲の雰囲気が、かなり違います。
故に、
滑音なく、はっきりと弾く
ヴァイオリンなどは、
その音質も相まって
華やかで軽い感じが、
イメージとしてあります。
それだけ、滑音の影響力は
大きいように思いますが、
もちろん、
そのぶん、付けるノウハウを学ぶ事は難しく、
また、付けどころにも、ある程度、知識とセンスが必要な気がします。
ちなみに、私は
これでもか、
というくらい、しつこく(?)
滑音を多用していることが
聞き手に分かりすぎる奏者の演奏が苦手です。
聴いていて、疲れるからです。笑
二胡の名手は、かならず滑音を多用していますが、
にも拘らず、
多用している事を
聞き手に全く感じさせない、
洗練された技術と,磨き上げられたセンスを
自然な演奏の中に持っています。
そういう、
大胆で繊細な演奏の出来る
演奏家が、
私の中では素晴らしい演奏家
と思っています。