ヴァイオリン,二胡 行間を読む
先日,私が趣味で習っている三絃の、発表会がありました。
普段,生徒さんには、口を酸っぱくして、練習練習、
と言い続けていますのに、
自分は、ときたら、
全く練習の時間なく、(言い訳、、、、)
本番を迎えました。笑
大体,私の練習の優先順位の,最下位に属している三絃は、
ほとんど、ケースのふたを開かれることがありません。
ヴァイオリンや、二胡の練習をして、
あわよくば、的な考えをしていると、
ほとんどの場合、また明日,、、、
ということになる訳です、、、。
そんなことなので、
発表会があれば、少しはやるかしらん,、、
と思ってましたが、
実際三絃のケースのふたを開けたのは、
3回程度だったような、、、、苦笑
ご一緒した、尺八の方に、申し訳ないくらいでした。
でもって、大体練習をしていない本番、
というものは、緊張の塊のようなものですが、
何しろ、いつもの本番と違って、
間違えたって、誰からも、クレームは来ない!!
と、居直った私は、
解き放たれて、開放感満ちあふれる演奏となりました。笑
師匠も、苦笑。
「ふてぶてしい」態度の、信じられない演奏だったそうです。
誉められているのか、けなされているのか、微妙なところですが、笑
まあ、楽しかったので、何よりでした。(私が言うな、という感じですが、、、)
どうでも良い話が長くなりましたが、
今日、とある生徒さんのレッスンで、
その生徒さんは、
新しい曲の前に、必ず私に、
一度,弾いて聴かせて下さい、
と仰るので、
私は、弾くのですが、
その私の演奏を聴いて、
とても、面白いことをおっしゃいました。
「先生の、演奏を聴くと思うのですが、
先生の演奏には、どうも、譜面に書いてある音と音の間に、
趣きのような、
譜面には書いてない音が、あるような、
そんな感じがするんです。
本で言うとこの、行間を読む、というようなことかも
知れませんが。」
私の演奏云々は、ともかくとして、
この、生徒さんの発言は、
「演奏をする」
という上で、非常に大事な点を、ついている気がします。
こういうことが、
感覚的にも、技術的にも、
はっきり理解できるようになると、
音を出すのが、もっと面白くなることでしょう。
何しろ、
こういう感覚を持ち合わせているとは、
本当に、素晴らしいなあ、
と思ったレッスンでした。