録音 フィドル、二胡レッスン
インフルエンザが終わりかと思いきや、
今度は、花粉症。。。。
日本の春への道のりは、なかなか厳しいのでありました。。。
昨日、広島パセーラの25周年記念のイベント演奏が、
半屋外でありまして、
演奏合間も、いらしてくださったお客様と、
テラスのカフェで、そのままおしゃべりしたりと、
日中ほとんどを屋外でマスクなしで過ごしたら、
今朝起きると、ものすごい、目と鼻が違和感不快感だらけでした。。。。
あぁ、、、少しずつ、花粉症のテリトリーに侵入しつつある事を感じる今日この頃。。。
皆様も、どうぞお気をつけてください。
ちなみに、花粉症で病院に行く際は、耳鼻科ではなく、アレルギー科、
だそうです!!(今日聞いた話。。笑)
さて、
昨今、携帯の機能は格段に上がって、
レッスンを、録画、動画、で残す生徒さん、
携帯のアプリで、メトロノームや、チューナーを使う生徒さん、
と様々です。
レッスンを録音する、というのは
とても、重要なことです。
演奏時と同じで、
レッスンに来ると、極度に緊張してしまう生徒さんもおられますし、
そういった、色んなことから客観性が失われます。
ですから、レッスン中、気にもとめていなかったようなことが、
後で聞くと、しっくりきたり、内容を理解できたり、
ということも少なくないと思います。
ただ、たまにレッスン中に、
今、提示している内容に対して、
今は、対応できないので、後で録音を聴いて直してきます。
という生徒さんがおられます。苦笑
もちろん、内容にもよりますし、
生徒さんも、色々一杯いっぱいになるんだろうなあ。
と想像します。
しかしながら。です。
それは、大きな残念です。
だって、
録音の先生は、聞いたり、話しかけても、決して
それに答えてはくれません。
今、目の前に、先生は居て、
そうして、
提示された大事な部分を、やってみましょう、
と言っています。
もし、それが演ってみて、上手く弾けなかったとしても
その、弾くことで、
それは、こうした方が、ということを、
先生がまた、新たに付け加え、伝えるかもしれませんし、
もし自ら、疑問が湧くことがあれば、即座に聞くこともできます。
ですから、
そういう時には、私はいつも、
いやいや!!!!
今すぐ、演ってみましょう!!
出来なくて上等!何か、少しでも、摑めるなら、今やりましょう。すぐやりましょう!
と、言います。
録音は、あくまでも、あった出来事の確認。です。
それを聞く時には、レッスンは、過去の話。です。
それに、また同じ時間と労力、集中力を割くよりも、
今、レッスンしている時に、
先生がいる状況で、演ってみること、
レッスンすること自体を、楽しんで音を出した方が、絶対に良いんです。
というのが、私の考えです。
余談ですが、
私は、自分が一番強く、
美しい、とか、素晴らしい、とかそういうことを感じる時間は、
決してカメラや録画を撮らないようにしています。
特に、音の場合は、顕著です。
まあ、音の場合は、演奏者を取る場合も肖像権や著作権があるので、
ということもありますが、
そんな、今を切り取ることなんかより、
今を楽しみたい。
代替品はいらない。
今、自分が感じたものだけを、
体いっぱいためて、その瞬間を謳歌する。
そういう、ある種の、緊張感、切迫感、一回性、
そういうものに、敏感でありたいなあ、
と思いつつ。
そういう気持ちというのは、
季節の移ろいを愛でる気持ちと通ずるものがあるかもしれません。
とまあ、お雛様のこの良き日に、
昨今の携帯機能を憂うとも取れるような、(決してそんな事は、思っていません!!)
文章を書いている人がいう事でもありませんが。笑
基。
確認の意味で録音をする、ということと、
レッスンで、録音したから大丈夫、というような、慢心が生まれることは、
大きな違いです。
せっかく、顔を合わせて、一緒にレッスンをしている時間。
一緒に、しっかり楽しんでレッスンできれば。と思っています。
私も、あ、まあこの内容、ブログに書いたからいっか。
という事のないよう、全力でレッスンに臨みたいと思います。敬礼。