スケジュール更新とアイルランド紀行

いつもなら、華やぐ桜の季節なのになぁ。。。
というのが、本音の今日この頃。
スケジュール更新もするわけですが、
ほとんどが中止のお知らせとなります。。。
せめて自主催ライブくらいは、決行したいのは山々なんですが、
こんな時に限って、闇鍋カレーライブ、、、、
といういかにもみんなが敬遠しそう、されそうな内容。。。。苦笑
というわけで、お世話になる方々や楽しみにして下さっている方々のことも含め悩んだ末に、
中止とするわけですが。。。
いつまで続くのか先が読めないという不安は勿論ありますが、
逆に、こういう時だからこそ自分で、
やらない、という判断を下すことも大切かな、とも思います。
自分が主催したことによって、
色々と迷惑をかけるのでは、、、、
とビクビクしながら演奏とか嫌ですしね。。。。
とはいえ、ミュージシャンにとっては長引けば長引くほど死活問題です。
もちろん、ミュージシャンだけでなく個人事業主全般に言えることですが。
変に意識したりビクビクしたくないけれど、
不用意に死んだり迷惑はかけたくはない。
いろんな人がいて、色々意見もあって、
でも自分にはウイルスに対する専門知識もなくて。
難しいところです。
先日アイルランドへ行った際も、
行きのフライトはガラガラ、
帰りのフライトでは、手袋にマスク、防護服を着ている人までいて（ほとんどが、ベトナム人ぽかったですが）
刻々と状況が変わっていっていることを、肌で感じました。
現に、滞在時アイルランド政府が出した、
２週間は公共機関は動く、という声明を鵜呑みにしていた私は、
エニスから、ダブリン行きのバスがウイルスパニックで運休しているのを調べておらず、
危うく、アイルランド国内で混乱するところでした。
でも、日本と違うなあ、と感じたことは
ウイルスパニックが起こり、
ほとんどのお店が、薬局、病院以外、閉まることになった時に、
いち早く仕事を休まなければならない国民に対し
１週間に２０３ユーロの支援を、さしあたり６週間まで
国が支払うということが行われていたことです。
アイルランド国民も、税金を払っているんだからそれは正当だ、という考え。
そういうことが、日本という国は、本当に後手で、
まあ、よく言えば真面目なんでしょうけど、
はっきりしないままで、しつこく考えられた風な挙句、
適当に濁されて、特に先手ではっきりと何にもされてないなあ。と思いました。
こういう時に、本当に国のお国柄が出るなあ。と感じたりもします。
なんでこんな時に、、、は重々承知の上でしたが、苦笑
私は、やっぱり行ってよかったなあ。と思っています。
（実際アイルランドでは、日本より、圧倒的に人に会いませんでした。笑）
それは、アイリッシュをする、という面では勿論のことですが、
こういう特殊な状況下で、
日本以外の国がどうなっていて、どういうことを考えているか、
というのを知るのは、
私にとって、とても考えさせられるものでしたし、
比べる対象がある、ということは何かを鵜呑みに信じ込む必要がなくなる、
ということでもあります。
まあ、それもこれも私が色々ギリギリセーフで
元気に行って帰ってこれたから言える事なんですが。
毎回、私がアイルランドへ行って得るものは
音楽だけではない、その土地そのもののエネルギーとか、思想とかホスピタリティとか。
そういうことも、私の大事なものを形成する一つになっている気がします。
その土地の音楽をしたければ、まずその土地へ行ってみないと分からないというのが、
私の根本の考えですが、
それはアイルランドへ行けば行くほど確かなものになっています。
商売的にその音楽で儲けたいとか、認知されたいとか、
そういう事ではない、
アイリッシュというものに対しての、
もっと根幹的なリスペクトというか、
私が納得したい、自らで体感したい体得したい、という気持ちが勝ってるのかなぁと思っています。
セントパトリックスデーも、
日本で全国各地一生懸命催されているものでない、
もっと、地元の自然なセントパトリックスデーを観てみたくて今回行きましたが、
あいにくウイルス騒ぎが発生してそれどころではなかったですが、
やっぱり、タラ、フィークルのセントパトリックスデーを、
いつか観に行ってみたいという思いを強くしました。
レッスンでも、普段の何気ない話の時でも、セッションに出向いて行っても、
アイリッシュの精神が溢れていて、
私が頭で事実として、ただ認識していた内容が、
ただ聞くだけ触れるだけで、
体ごと、ああ！！！そうなんだ！！！って。
それって、すごいことなんですよね。
そういう私の得たものが、私のこれからの生活や音楽に繋がると思っています。
今回、私の中で盛り上がったのは、１７世紀のアイリッシュでして、
パットの家で聴いた、スティーヴクーニーの最新アルバムとか、ハープのCDとか、
それらを聴きながら、アイリッシュの歴史についていろいろ聞けれたことで、
また、新しい感覚でアイリッシュをとらえれた気がしています。
ダンスミュージックだけではない、アイリッシュの素晴らしさを感じました。
スティーヴクーニーのアルバムはもちろんのこと、
パットオススメの、１７世紀あたりの曲を集めて出している、ハーピストのCDや、
私が、ロックナーンズのリズに勧められて聴いた、スコットランドのフィドル奏者のCD、
それに、パットが凄く良いから聴いてみて、
と、もたせてくれたボーカルのCD。
ばばばば〜っと聴きたくない、
どれも、大事にゆっくり聴こうと思っています。
なんだか、アイルランドであったことを細かく書こうと思ってたんですが、
話がコロナウイルスの話と混じった上、
大まかになりました。笑
でも。
私は、アイルランドで、パットやエリカさん、それを囲む村の人々に出会えたことは、
私の人生の宝だと思っています。
毎回行って、
尊敬する会いたい人達、習いたい人達、セッションを聴きたい、一緒に参加したい、過ごしたい人達がいるというのは、
それらに触れて、毎回新鮮な感覚をもらえるというのは、
私にとって、相当恵まれていて幸せなことです。
感謝の気持ち。
次アイルランドへ行く時は、生徒さんたちを連れて行こう！！！
と、思っています！！！！
該当者は、心しておくように！！笑
そんなわけで、大変な状況でも、
今の自分にできることを考えながら、
幸せなことも考えながら、
暗くならずに前へ進みたいと思っています。
皆さんも、どうか心も体も元気に居てください。

















3月
28日　(土)❌中止
広島植物公園　桜祭り夜間開演生演奏
　　　　　　場所　広島市植物公園
　　　　　　時間　17:00〜
                                 19:00〜
　　　　　　出演　Key-TO➕
                                    タケウチフミノ　二胡
　　　　　　　　　　佐々木行　ギター
　　　　　　　　　　上手彩　チェロ
29日　(日) ☆岩国　錦果楼生演奏

　　　　　　　　場所　岩国錦果楼　
　　　　　　　　時間　12:30〜 14:00〜 15:00〜
　　　　　　　　料金　無料　※喫茶のご利用をお願いいたします。　
　　　　　　　　出演　Key-TO➕　タケウチフミノ　フィドル、二胡
　　　　　　　　　　　　　　　　佐々木行　　　　ギター

　　　　　　　　　　　　　　　　渡辺祐平　ベース
4月
3日　(金) ❌中止 中国茶カフェ草花咲咲生演奏
　　　　　　　　場所　中国茶カフェ　草花咲咲