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アンサンブル 二胡、ヴィオリン

先日、初めてお月謝をねぎられるという行為に出会った竹内ふみのです。苦笑

みなさんこんにちは。
世の中には猛者がおられるものです。。。
まあ、結局はレッスン料自体の値下げは一切しませんでしたが、笑
ああいうのは、もちろん困りはしますが、苦笑
感覚としては、
面白いなあ.と思いました。
レッスンを受けている訳でもないのに、
何を基準に判断したのか、
何がどう高いのか。
いっこうに、よく分からないまま、でしたが、
その個人的な感覚を、
見知らぬ私にまで、押し通すところが、
もはや、失礼を通り越して、
猛者!
と思わせたのかもしれません.苦笑
世の中、本当にいろんな方がいらっしゃいますね.
私も日々勉強です。
さて、唐突に、まじめなお話ですが、
例えば、みなさんが曲を弾くとして、
一人だと弾けるのに、伴奏の合いの手が入ると、
それにつられて分からなくなる。
という経験、ありませんか。
先日私は、ジプシージャズスウィングの、ライブをしました。
その時、メンバーのオリジナル曲の中に、
パルチードアウトの曲が在りました。
パルチードアウト、というのは、
リズムの種類の一種で、
サンバ、とか、ボサノヴァとか、ワルツ、
とかいう中に、
サンバ、もそうですが、
ブラジル音楽のリズムにカテゴライズされるもので、
私もブラジル音楽に詳しくないので
そのやった曲に関していえば、ですが、
4小節内で、1小節と3小節目の頭で、
拍の最初を16分で食う、(拍を食う、というのは、要はそこをシンコペーションして
前の小節の最後のアーフタクトで次の小節に食い込んで入ること.)
という、かなり、トリッキーなリズムで、
要は、主要な拍の頭が、殆ど食っているので
その拍にのってソロを取る、ということが大変難しい曲でした。
そういうバッキングにのって、
演奏するときは、
自分の拍の核がしっかりないと、
必ず、つられてしまいます。
レッスンでも、
お一人だと弾けるのに、
私がピアノで伴奏を入れると
リズムがよれたり、
フレーズの感覚が曖昧になったり。
これらは、
前に述べたことと同じような状態が起こっていると言えます。
では、どうしたら
そういった自分と違うリズムを刻む楽器と一緒に演奏が
出来る様になるのでしょうか。
それは、自分で安定したカウントが出せる様になることだと私は思います。
生徒さんたちには、レッスン時に かなりしつこく伝えることですが、
まず、曲を弾き始める時に、
一体自分が、何拍子のどういうリズム、テンポの曲を
弾くのか、ということをしっかり把握しておくことです。
何もない真っ白所に、
急に、最初の音符が出てくる訳ではなくて、
拍子が在って、リズムが在って、テンポが在って、
そういった流れの中の
最初の1音。
ということを、しっかり理解しているかどうかだけでも、
出だしの1音の出方は、
千変万化です。
それから、
裏拍を自分でカウント出来る様になること。
これが、とてもとても大事です。
この裏拍、が、理解出来る様になると、
いろんなリズムパターンや、アクセント、フレーズ感覚、
について、更に理解を深める手助けをします。
生徒さんの中には、レッスンの時に、
リズムを足で刻む方もおられます。
しかしながら、大抵その足で踏むリズムは、
弾いているリズムと同じ足踏みになっている場合が、少なくありません。
必要なのは、
どういうリズムを弾いていても
変わらず、ぶれない頭の拍のカウントです。
4分の4拍子の場合、
弾くリズムが、例えば
8分音符と4分音符が交互に出てくるような、
タッタータ タッタータ(♪♩♪ ♪♩♪)
というリズムだとしても、
その時の、足のカウントは、
タンタン タンタン(♩♩♩♩)
というわけです。
そういう自分の拍の軸がちゃんと在る場合は、
人が全く別のリズムを弾いていたとしても、また、
その軸のどこにそのリズムが位置しているのかを、
把握出来るため、
ぶれることがないのです。
こういったことは、
一見直接楽器を弾くことと、関係ない様に見えて、
実際はとても深く、音楽をするということと関わり合って
音が構築されているのです。
次回へつづく。