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アンサンブルパーティー 終了

まずは,出演された皆様、お疲れさまでした。
当日までの,練習や、演奏に伴う緊張など、
色々大変な中、皆さん本当に良く頑張っておられたと思います。
考えなしの,私が生徒さんからの一言で
思いつきでした、このアンサンブルパーティー。
皆さんが,最後まで楽しんで帰られたかどうかは、
定かではありませんが、苦笑
私は、最後まで大変楽しまさせていただき、心地よい疲労感でした。
発表会と違い、プログラムもなく、出演者の皆さんには,一言しゃべっていただき、(これが,一番緊張したという方も、意外におられました。笑)
私が、つたない司会と伴奏を務め、
そういった、良い意味でのユルさが、笑顔溢れる,和やかなパーティーを創るのに一役買ったように思います。
演奏された皆さん、
様々な方がおられました。
ド緊張しておられた方、
ミスをしつつも弾き抜かれた方,
練習を糧に本番をばっちりキメられた方、
もの凄く自信なさそうに,弾き始めていたのに最後には、のびのび弾かれていた方、
自信たっぷりの方、笑
落ち着いて演奏に取り組んでおられた方、
本当に,お一人お一人、みんな違う演奏でした。
共通していたことは、
演奏に対する真摯な態度と、上手くなりたい,という熱意だったように感じました。
本番というところには、
魔物が棲んでいる、
というのは良くいわれることです。
私たち演奏家も、
普段絶対あり得ないようなミスを,本番に限っておかしてしまうこともあります。
そういう所以から、魔物が棲んでいる、といわれる訳ですが,
そういう中で、最後まで弾き抜いた出演者の方々には、
本当に,素晴らしい体験、経験だったのでは,と思います。
アンサンブルの醍醐味は、
互いの音を聴き合って呼応出来る、
と言う点にあると考えています。
ですから,厳しくいえば、
相手の音を全く聴けていない場合、というのは
もし何人かで弾いていたとしても
アンサンブルとは,いわない訳です。
私は、此の度、3人の方の演奏に,二胡で参加して
アンサンブルを組みました。
私が,弾いたパートというのは、
譜面に記してあるのではなく、
コードから、相手の弾いている旋律に呼応して
即興で,弾いたものですが、
即興とまでは,いかずとも、
自分で、対旋律や、オブリガードのようなものが
考えれるようになると、アンサンブルがもっと,楽しく身近になるかと思います。
そうして,相手を伴奏相手としてではなく、
お互い呼応する独立した立場としての音としてお互いを聴くことが出来れば、
よりクオリティーの高いアンサンブルになると思います。
人前で演奏する時に,難しいと感じるのは、
緊張することも相まりますが、
なによりも、自分の音を普段よりも聴くということが、あるかと思われます.
人前で弾く時,人が大抵の場合、
意識することは、
『自分の演奏が,聞き手にどう聴こえているか.』
ということです。
これは,一見、表面的なことだけを見ているように思えますが,
この思考が、自分のプレイスタイルや、サウンドを見直すキーポイントになることも,
多々あるかと思います。
それこそが、客観的に自分の演奏を見直すことに、等しい行為だということです。
そこを押さえた上で、自分らしい演奏が出来たら,
と,私もいつも感じることです。
無駄話が長くなりましたが、苦笑
どんどん,成長を遂げている生徒さんたち、出演された方々、
に、敬意を表するとともに、
聴きに来て下さった,素敵なギャラリーの皆様、
音カフェLUCKの皆様、
伴奏をお手伝いいただいた佐々木行様、
ありがとうございました.
皆々様に,感謝するとともに、
また、私も積み重ねる努力を忘れることの無いよう、
精進して参りたいと思った、アンサンブルパーティーでした。
さて、今週から、自ユニット祈り部の、セカンドアルバムCD発売記念ツアーで、
広島を離れます。
関西方面へいくのですが、
毎日演奏があるとはいへ、
お昼はレッスンや雑務が全く無いため,
けっこう空く日もあるので、
どこかで、面白く、独創的な、二胡奏者でも遭遇しないかなあ、
とか,密かに期待してます。
ヴァイオリニストは、独創的な方がたくさん居るので、
そういう風に,二胡も、いろんな形で派生していってほしいなあ。
と思う、今日この頃。
そんなわけで、このブログもしばしお休みです。
といっても,元々そんな頻繁に更新していませんけど,,,苦笑
では,皆様.
おやすみなさい。