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イメージ

曲を弾くときに、
その曲に対してのイメージを持つ事は,とても大切な事です。
こういう音で,こういう感じに弾きたい。
そういうイメージが、具体的にあればあるほど、
目指すところへの道のりは、短縮されると思います。
そのイメージが,あるかないかで
音に対する取り組み方が、全く変わってくるからです。
最初は,どんな些細な事でも、構わないと思います。
明るい感じとか,暗い感じ,とか、
早い,遅い、とか。
それが発展して、
では,そういう音を出すには、
どのように弓や指を使えば良いのか、
という疑問へと繋がります。
そうやって,湧き出る疑問を
どんどん発展させていくのが、
練習の面白さでもあります。
曲のイメージを持つ為に,
何か,新しい曲を始める時に、
それを演奏しているミュージシャンのCDなどを、
聴くのも良いと思います。
聴いてみると、
演奏する人によって
どれも、それぞれに違う事が分かると思います。
それこそが、
各々のプレイヤーの持つ、イメージの違いでもあります。
ですから、同じ曲でも
出来るだけいろんな人のものを
聴く事をお勧めします。
そこから,また,新しい発見が生まれます。
クラシックでは、
弾き手によって,全く弾いている事が
違う,というのはカデンツァくらいですが、
二胡の曲となると、
弾き手によっては、全然全く別の曲を弾いてるんじゃないか、
と思う事もあるくらい、
違いがある事もあるので、
注意して聴き比べるのも
面白いと思います。