フロント楽器に必要なこと ヴァイオリン、二胡
4月も終わります。
世の中は、そろそろゴールデンウィークへ突入。
ですね。
音楽を生業にして、この方、
ゴールデンウィークが、仕事ではなかった時は、一度もありませんでしたが、苦笑
今年は、今後の仕事量を考えて、
ゴールデンウィークに合わせ珍しく、大きなお休みをいただきます。
何しろ、
お休み終われば、
5月末に、インストデュオ、ケイトウのセカンドアルバムレコ発ライブ、
6月は、祈り部の関西ツアー、
7月は、ケイトウで東京ツアー、
8月は、祈り部の86ライブを終えたら、アイルランドのアイリッシュサマーキャンプ。。。。
と、とめどなく、フィーバーの予定です。苦笑
まあ、昨年2月に腕を痛めて以来、
痛めた直後の数日間を除き、結局一度もまともに休まず、走り続けてきたので、
いろんな区切りも含め、良いタイミングだと思っています。(休む、という点では かなり、遅い決断ですが。苦笑)
何連休なんでしょうか?
考えるだけで、ちょっと、怖かったりして。。。。苦笑
ホント、改めて私は、ワーカホリックなんだと、認めざるをえない状態です。笑
さて、そんなわけなので
お休み前に レッスンブログ、アップしておこうと思います!
よくレッスンで、生徒さんに例え話で話すことに、
朝から、晩までの時間の進行経過速度が、
もし、朝、昼、晩で変化するとしたら、
それは、とても困ります。
時計も然りですが、
日々の生活、というのは、
一定の時間の経過を前提に、
安定して進行できる、ということですが、
演奏も、全く同じことが言えます。
曲によって、また、楽章によって、速度に変化はあったとしても、
その、楽章内で、または、フレーズ内で
弾き手の勝手で速度が変化するとなると、それは不具合です。
聞き手は、不安定感を感じることになります。
曲を、曲たらしめている要因の一つは、
圧倒的に、
テンポの一定感と、拍子感覚です。
テンポが、一定なこと、
そうして、そのテンポが、一定のリズムの波で構成されていることが、
曲を安定して弾くことの大事な要素になります。
そうして、私たちの演奏する、
ヴァイオリン、二胡という楽器は、
フロント楽器、ということで
多々、歌い回しに気が回りすぎて、
そういった、大元のテンポやリズムに、
ルーズになりがちです。
歌って、音を伸ばしている間に、
一体、何拍伸ばしたか
どういうリズムで、どんな速度で進行しているか、
ということが、抜け落ちることは、多々レッスンでも見受けられます。
そういう部分を、補う練習方法は、
必ず、クリック練習です。
メトロノームを使う練習以外に、
そこを強化できる練習は、ないということですね。
クリック練習、音階練習。
どれも、一見 面倒で、敬遠されがちな練習ばかりが、苦笑
一番、演奏の根幹を支える要素になっている、
というのは、
とても、面白く、興味深いことですが、
私は、
結局そこに、どれだけ、弾くことと同じウェイトで、
意識を置けるか
ということが、
バランスの良い、演奏を生み出す
鍵だと思っています。
音階や、アルペジオを、
一定の速度やリズムで美しく情緒溢れる弾きこなしができる人は、
まちがいなく、
曲に対しても、確かな一面を持ち合わせることができるであろう、というのは
容易に想像できることですね。
大きなお休み。
極力、ゆったり。
と思ってますが、
その間に、仕上げておかねばならないことは多くて、笑
練習する時間は、結局増えそうですが、
それでも、
単に仕事のためだけではない、
自分のためだけの、自分の力を養うための練習というのは、
私にとっては、
究極の、ご褒美の時間です。笑
ただ、自分のためだけにできる練習。
ゆっくり、しっかり、楽しみたいと思います。
皆様も、どうぞ素敵なゴールデンを。