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レッスン ヴァイオリン、二胡


こんばんは.
昨日は、記録的な大雪でしたね.
私が住んでいる広島市内でも、
すごい雪の量でした。
夜中に、窓の外を見て、にんまりして、
ワクワクしながら寝て、
月曜の朝は、6時には飛び起きて、早朝雪遊びに出かけました。
隣の比治山は、真っ白で、私は比治山の山頂で一人、
雪に足跡をつけまくり、踊り狂って遊びました。
空と、山と、雪と、私だけで、
本当に気持ちよかった。
気持ち良いと、
人は、体が自然に踊りだすもんなんだなあ、
と、まるで、良いライブを見た時のような気分でした。
さて、そんな朝から大暴走をした月曜の午後、苦笑
新しい生徒さんが、西条町内のレッスン場に、体験レッスンに来られました。
何でも、当ブログを見て、来られたということで、
有り難い限りでした。
とても好奇心おう盛な素敵な方で、
体験レッスンは、瞬く間に終わりました.笑
楽器をされた経験のおありになる方でしたが、
ほとんどの時間は、楽器を弾くよりも、
一問一答の感じで、質問に、一つ一つ答えていくことに,費やされました。苦笑
手の動き、弓の支え方、弓の使い方、楽器の持ち方、運指の方法など、
今まで、習われていたことと、ご自分の疑問を、照らし合わせ
一つ一つ、質問されておられましたが、
その中で印象的だったのは、
その方が、
頭では分かっているのに、出来ないんです。
と仰ったことです。
分かる!!!
なんで、分かっているのに、理屈では理解出来るのに
実際弾いてみると、出来ないんだろう。
と、私も何度思うことか。
でも、私の師匠がいったことによれば、
分かったら、半分出来たも同然。
だそうです。
いつも思うことですが、
頭で理解することと、体で覚えることが、一体になって初めて、良い演奏が出来る気がします。
ですから、
どちらか一方だけでは、不十分で、両方を、並行的に出来るようになることが必要なんだろうと思いますが、
そういう時に、肉体的な難しさを、支えるのは、
頭で考え、意識し、イメージすること。
だと、私は考えています.
また、逆ももちろん然りで、
単純で、整った肉体だけの動きを、
精神面で表現し、深みや色合いをつける、
ということも、考えられます.
どちらにしろ、簡単なことではありませんが、
でも、それらを追求していくことは、大変面白い作業だと感じます。
一つ分かったら、そこから、枝分かれして、また、新しいことが分かる。
そこから、また枝分かれして、また、新しい疑問にぶちあたる。
延々、その繰り返しですが、
そうして、ある時、ふと、後ろを振り返ったら、
思わぬ 長い道が、出来ていた。
というのが、
芸事を極める辛く、楽しく長い道のりだと思っています。
何にせよ、私たち教授する側が求められることというのは、
生徒さんたちに教授する.大切な同じ内容のことを、
生徒さんが常に、新たな気持ちで理解出来る、試みる気持ちを
持つ
持てれる環境づくり、ということも、あるなあ、
と、その生徒さんの、体験レッスンをさせて頂いて、
つくづく、改めて感じた次第です。
写真は、その生徒さんが下さったしおりです。
思わぬ出来事で、
そうして、とても、嬉しいお言葉でした。
私も、また、日々のご縁に感謝して、
一つ一つ、大切に積み重ねる日常でありたいと思います。
おまけ。
月曜の、雪遊びの際の、山。
雪が、花のようです。
こんな景色も、音にしたいなあ。
と思いました。