レッスン徒然
今年は,去年に比べ、高いペースで山登りを実践しています。
山登りをすると,まず、前の晩も,エネルギーを蓄えるため早寝、
その日も疲れはてて早寝、
という訳で,夜中にパソコンに向く事の多かった私のライフスタイルからの流れで、
気付けば,パソコンから,何日間も遠ざかっている,という事が、
頻繁に起きています。苦笑
よって、ブログの更新も,スローペースになっている,という訳。。。。
良いんだか,悪いんだか,,,ですね。
年始が過ぎて、生徒さんのレッスンもようやく、
本調子に戻ってきました。
そんな中で、面白い生徒さん発見.笑
その方は,ご自分のペースで着々と進歩を重ねておられましたが、
何と、今年から、
ご自分の意志で、やっている教本の、進んだ頁から,
一番最初の頁に戻りました。。。。
これは,私のレッスン人生の中でも,かなりレアなケースですね。
まず、生徒さんというのは大体前へ前へ進みたい気持ちが強いと感じます。
レッスンを始める時に、
どのくらいの時間をかければこの教本が終わるのか、を気にする方もおられるぐらいですから.
ですから,必要に迫られない限り、
あまりガッツリ今までやってきた事を省みる,という傾向は薄いように思う訳です。
そんな中、その生徒さんは、
まず、自分のリズムや,調の感覚が,よれていた,
と自覚、その後、
このまま,G調に突き進んでも,混乱を増すだけとご自分で判断。
その上で,最初からもう一度やり直したい,と,申し出られた訳です。
いやはや。
こういった、ある意味生徒さんの独自の判断、というものを
指導者側というのは,どこまで許容するか、
という事は,色々人によってあるんだと思います。
実際、もしかすると、
G調に入る事で、混乱が淘汰される可能性がある事も、
私たち指導者から見れば、また考え得る可能性だったりする訳で、
たくさんの事柄から、多角的に観察した場合、
その生徒さんにとって,何が良いのか,という選択のベストを
選ぶ事は,大変難しい問題と感じますが、
今回に関しましては、
私個人的には、
あっぱれ.
でしたね。
その生徒さんの性格などにも,よりけりとおもいますが、
既にやった事のある単元を再度やることが、
その生徒さんに、合っていると感じたのは、
同じ事をやっても、
違う感覚で、取り組める点から、
新たな発見が在る。
という事に尽きると思います。
現在、また1から進めている項目に対して、
1回目にやったときとは、
格段にレベルアップした,視点から
その曲を再考して、奏している生徒さんを見るにつけ、
そういった,様々な生徒さんたちの,考え方や、発展、発見、進歩に
私も、一緒に,感嘆したり,驚いたり,喜んだり。
有り難い事ですね。
いつも,
伸びるのは、
他人を含む何かと 自分とを,
おかしな比べ方をせず、
自分自身と、また,楽器と
しっかり,まっすぐに 向き合える人だと,感じます。
先日、アメリカから演奏に来た、プロのベーシストが、
事の他、
素晴らしかったという話を、
他のミュージシャンから聴きました。
アメリカは、音楽的な,プログラム教育が非常に発達しており,
日本のそれとは,比較に成らないわけですが、
そのベーシストも、
ご多分に漏れず、小さい頃から,,,,
と思っていたら、
なんと、彼は一切,音楽的環境のない中で、
25歳で初めて,
ライブを聴いてベースを始めよう、
と思い立って,今が在る.という事でした.
本当に,いろんな人がいて、
いろんな考え方が在りますが、
敵は,いつも自分の中にある。
と、
私は思っています。