師走 ヴァイオリン、二胡
今年も,最後の月となりました。
いろんな事が,目白押しで
一体何から手をつければ良いのか、思考がパンクして、
フリーズする事が多い12月。。。。
今年も,ヴァイオリン、二胡を通して、
いろんな方々とお会いする事が出来ました。
そんな中、
この7日に、私は,自バンド、「祈り部」で
私の母校、段原中学校へ,演奏に伺います。
実に、20年ぶりの母校、(といっても、再開発で校舎は変わっていますが。苦笑)
感慨深いものがあります。
演奏を聴いて下さるのは、
3年生の生徒さんたちとその保護者。
3年生と言えば,受験まっただ中。ですね。
必然的に,私は、
人生の中の一つの分岐点に立っている,生徒さんたちに、
激励の意味も込めて、
卒業生として、今,ミュージシャンを職業として生きている、その、
人生の流れ、というか、
それを、どう、選択をしてきたか,という事を,生徒さんたちに一言、お話しするよう、
依頼されました。
話す事を,ずっと,考えていますが,
ずっと考えているようで、
実は,もう,最初から,決まっている気もします.笑
中学生の時、
母は,私を音楽高校に入れるべきか、(母が、ですが苦笑)
悩んでいました。
私の当時のヴァイオリンの先生に、相談したところ,
若いときから、選択の幅を狭めず、
いろんな事を経験した方が、良いし、
そのうち,その道に進みたいなら,
必ず,そうなるから,本人がそう望んだときで,良いのでは。
という事で,私は,一般の公立高校、普通科に進学しました。
そうして,高校時代、
私が音大に進むか、
一般大学の音楽科へ進むかで,悩んでいた時に、
私の,当時のヴァイオリンの先生が言ったことは、
あなたは、
ヴァイオリンがしたいのか、就職がしたいのか,はっきりさせなさい。
でした。
私は,その言葉を聞いて、
音大へ進む事を決めました。
実際、現在に至るまで
最終的に,そうやって決めてきた自分の判断を,
私は,誤ってないと思っていますが、
そこには,いつも必ず,
自分をしっかり見てくれている、
親であり,恩師であり、
そういった方々の助言、道しるべが、あってこそ、だと感じています。
それから、
自分の信念、
出来る,出来ない、
ではなく、
やりたいか、やりたくないか。
それに,沿った、今の自分だと思います。
そういった事が、
今を生きている、中学3年生に、
どれだけ伝わるのかは,分かりませんが
演奏もさることながら、
私が,自分の音、言葉で伝える事で、
何か、感じてもらえれば良いなあ,
と思っています.
私も,考えながら、
自分が,中学生だったときに感じた、
漠然とした不安や、
不確かながらも、輝く希望を、
何だか,懐かしく思い出したような気がしました。
大事な,分岐点、というのは、
その時点を通っている時には、
その事に一生懸命すぎてか、
少しも,気付かない物ですよね.
後になって,初めて,ああ,あれがそうだった,と気付く事の
多い事.
実に、
ヴァイオリンを始めた2年後、
小学校4年生の時、私が,学校行事の短冊に書いた願い事は、
「音楽家の道を歩みたい」
だったことも.
今の私もまた、
今の自分の希望、要望、矜持や信念に
潔くよく在りたい
と、居住まいを正しつつ、母校へ伺いたいと思っています。