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演奏すること、練習すること。 ヴァイオリン、二胡

随分間が空いてしまいましたが、皆様お元気でしょうか。笑
福岡、松江での演奏、東京ツアーも終わり、
11月は少し、ゆったり出来る予定ですが、
何せ来年から、各種バンドで、一気に4枚のCDのレコーディングに入り、
年内にリリースされる事から、
その算段も含め、結局バタバタしそうではありますが。苦笑
何しろ、オンとオフの切り替えは、大事だなあ.と最近つくづく感じます。
若いころは、苦笑
オフは、寝るときだけで、
後は一生懸命、忙しく、常にオンの状態がほとんどで、
それで、良いと思ってましたが、
年を重ねるにつれて、
良いオフの状態を作る事が、良いオンの状態を作る事も、また真理。
と思うようになりました.
人も時間も。
特に、
演奏をする、という事に関しては、
オンの状態を如何に、上手く保つか、
という事だと私は思うのですが、
まあこれも、結局は、長年の演奏経験から培ってきたものが多いため、
習うより慣れろ、という事なのかもしれませんが。
精神面はさておき、
実際演奏をする時に、
私がウエイトを置いている事はやっぱり、右手。かなあ。
と思います。
弓使い一つで、いかようにも、表情や表現を変化させる事が出来る。
というのが、私の考えです。
左手は、もちろん正確な運指が必要ですし、
美しいビブラートや、音程は、曲が曲たる為に、必要ですが、
殊に、擦弦楽器では、何度も言うように
そういう、実質的に音に表出する、
音程やビブラートに気を取られすぎて、
動かせばとりあえず、音のでる
右手の意識がおろそかになりがちに感じます。
右手を意識してしまうと、弾けない、
という事は、イコール、
曲が弾けない。
というのと、私的には同列です。
それを、どうやったら、右手を意識した状態で、
今左手で出来ている事を、そのまま出来るようにするのか、
意識をどうしたら、拡げれるのか。
どういった練習方法がそれに有効なのか。
私の練習は、いつも、こんな感じです。
自分が、必要に思う事、疑問に思う事、こうでありたいと思うイメージ。
それに近づく為に、どうすればいいのか。
一見、今やっている曲や内容に必要ないように思えるようなことでも、
徒労に感じたり、難しい、または面倒に感じる事でも、
そこが、クリアー出来なければ、
やっぱり、同じところを巡るしかない。
それを、自分で引き出し、伸ばせれるか。
それが、ただの反復、なぞりで終わらない練習方法の鍵だと思っています。
レッスンは楽しく。要点はしっかり。
練習は厳しく。最後に1回だけ通して弾いて自己陶酔。笑
くらいの、ウィットさも、もちろん、
楽しく学ぶ為には、必要ですね.笑
秋は、楽器が良く鳴ってくれるので、
本当に、弾いていて気持ち良いです。
危うく私まで、自己陶酔しそうですが.苦笑
そこは、グッとこらえて、
ストイックな秋の練習を頑張りたいと思います。笑
みなさまも、素敵な秋の音色を!