演奏にて。
先週の土曜日は、
二胡の生徒さんの,結婚式パーティーでの
演奏を頼まれ、行って参りました。
何でも,生演奏をメインにしたパーティーにする、
ということらしく、
スマトラタイガーという、ライブハウスでの、
珍しい結婚パーティーでした。
私たちの演奏時間は,20分。
私は,Key-Toでおなじみ、
ギターの佐々木行さんと
二胡で、参加しましたが、
何しろ、直前まで,仕事なんやらかんやらで、
バタバタで,会場に着いたのは、
演奏20分前。
新郎の生徒さんは、しびれを切らして、
入り口で立って待っておられました。(すみませんでした〜、、、、)
それから、急いで会場に入り、
サウンドチェックをすませ、
待つ事5分、
あっという間に本番を迎えます。
この日の演目は、
以下の通り。
1 蘇州夜曲
2 また君に恋してる
3 ベサメムーチョ
4 花祭り
5 賽馬
1曲目は生徒さん自らのリクエストでした。
2曲目は、二胡の伸びが、妙に生きる曲なので、
3曲目は、去年出したアルバムから,
4曲目は,ここ最近のお寺演奏で、良く弾いた上、乗りの良さで選曲、
5曲目は,生徒さんが発表会で弾いた事のある曲だったので。
というわけで、演奏自体は
バラエティーに富んだ選曲だった事が、
相まってか、
皆さん、もの凄い真剣に、(どちらかといえば、結婚パーティーらしからぬ真剣さを感じました、、、、笑)聴いて下さり、
拍手喝采いただき、
あっという間に、恙無く終了。
、、、、
と思いきや、アンコール。
大体,普通の演奏会では、
アンコールというものを、用意しておきます。
まあ、言うなれば、お約束
のようなものなんですが、
此の度は、演奏と言えども、
余興的な感じで思っていたので、
まったく、微塵もアンコールなど
考えていませんでした。
うろたえる,私でしたが、
何とか,考えて,結局
ラフェスタ
を、アンコールとして演奏しました。
そうすると、
さすが、音楽好きの集まる、パーティーだけあって、
曲中に、パルマをたたいて下さるお客さん(、、、聴衆?)まで、
いました。笑
(パルマとは、フラメンコで多用される独特の拍子を打つ事です。ラフェスタというのは,スペインの曲なので。)
という感じで、
非常に楽しんで演奏させていただき、
その後、翌日のライブのため、速攻でお暇したので、
他の演奏の方々はほとんど、見れませんでしたが
帰り道、佐々木行くんと、
いや〜,変わった結婚パーティーだったね。
と,話したわけですが、
後日、
生徒さんにお礼のメールをだしたところ、
帰って来た返信メールで、
どうやら、全ての演奏に対して、
皆さんが、がっつり聴き入っていたり、
アンコールが起こったわけではなかったという
事実を聞いて、
二重に、驚くやら,嬉しいやら、
でした。
演奏する上で、
どういう演奏を求められているのか、
という事を,こちら側が理解しておく事は、非常に大事です。
もちろん,その上での選曲も、しかり、です。
せっかく,いい曲だったとしても、
場違いな雰囲気の曲だと、
場がしらける可能性が大きいからです。(当たり前ですが,,,)
季節や時期から始まって、
どんな層の,どんな人たちが,聴くのか、
どういう趣旨で集まっているのか、
自分との繋がりは,あるかないか、
など、大まかな事から、
些細な事まで、
しっかり考えて選曲して,流れを作る事が、
聞き手に楽しんでもらうコツの一つだと思います。
ちなみに、写真は私ではありません、、、、。念のため。笑
私たちの後に演奏された、
ユラリーズ(だったと思う,,,)の皆さん。
最後に、
生徒さん、ご結婚おめでとうございます。
末永くお幸せに!!