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演奏姿勢 ヴァイオリン、二胡

あっという間に9月になりました。
随分、涼しくなってきて、夏の終わりを感じます。
もう2ヶ月近く前のことになりますが、
7月末に年に1度の演奏会がありました。
普段、クラシックをほとんど演奏しなくなった私にとっては、
クラシカルなミュージシャンとの演奏は、
大変、新鮮で面白く、そうして、何より、
昔からの知り合い、ということもあり、
こうやって、永く、ともに演奏をできることに、感謝だなあ。
と、若い時には考えなかったような気持ちになったり。
以前習っておられた生徒さんが、聴きにいらしてくださり、
お会いできたり、と
本当に演奏会は、一期一会。ですね。
さて。レッスンでは、生徒さん達から、
日々いろんな疑問が持ち込まれます。笑
ある生徒さんが、レッスンで
弾きながら、何か、音が詰まるんです。
と、首を傾げます。
そういう生徒さんは、弾きながら、ひどく、前かがみ。
ヴァイオリンでも、二胡でも、
演奏姿勢、というのは、
弾いている時、意識が向けれないポイントの一つだと思いますが、
とても大切です。
ヴァイオリンは、通常立って弾くので
左足に重心を乗せる、というところから始まりますが、
楽器の傾きや、弓を支える腕の角度、体の開き方、
二胡に関して言えば、
弓と楽器の角度、
体の重心の置き方。
二胡は、座って弾くため重心を感じることが
難しいかもしれませんが、
椅子に深く腰掛けて座るのは、重心が後ろに寄り、
楽器に重さを乗せるのが、難しくなるのでアウトです。
楽器に対して、いつでも自分の体重を好きな具合で
かけれる演奏姿勢、
というのを、考えることが大事です。
このように、なんでもないことのようですが、
一つ一つ細かいところで、
楽器に対する、構え方というのが、
演奏する、音に深く関わっています。
姿勢というのは、第三者に言われて気づくことがほとんどですね。
レッスンでは、そういった、生徒さん一人の練習では、気付きにくいポイントを、
おさえながら、進むよう心がけています。