秋になりました
空も、空気も山も秋色に染まりつつありますね。
みなさま、お元気でしょうか。
私は、相変わらずの日々を過ごしております。
少しずつ、演奏予定も戻ってきたりしていますが、
また今後どうなることやら。という気持ち半分。
ではありますが、レッスンは粛々と続いています。笑
スケジュールブログにも書きましたように、
先月29日に、
この度のコロナの影響に伴い、
広島市の助成事業の一環として行われている、
『広島の文化芸術の灯火を消さないプロジェクト』
の一つ、
『ラティサと繋ごうミュージックバトン』
のYouTube配信に出演させていただきました。
演奏も、今の自分の思う弾きたい曲を選びに選んで弾きました。
無料でご覧になれますで、ご興味ある方は以下のアドレスから、ご覧ください。
(ただし、かなり山登りと熊の話が多いのでご注意ください。。。)
ラティサと繋ごうミュージックバトン
出演 竹内フミノ
さて。
レッスンで最近殊に、
繋がり。
ということを話題に挙げますが、
生徒さんたちは、当たり前のことですが、
譜面を一生懸命読みながら、楽器を弾きます。
しかしながら、厳しく言えば譜面にかじりついて弾いているうちは、
その曲を弾いたことには、ならないと私は思っています。
譜面を見て弾く状態、というのは、
視覚から情報を読み解きそこから手や体に伝達する、という回路のようなものだと思うのですが、
一度情報をインプットして、それを体に、、、という作業が生じますね。
覚えたこと、というのはすでに頭が理解をしていることです。
それを、手の動きと感覚に直結させれば良いわけです。
もちろんその前に、暗譜という手間がありますが、
それをしておくことで、弾く、という動作をしている時に
また、一つ新たな別のことに意識を向けることができる、ということになります。
私は暗譜をするとき、出来るだけシーンに分けて
立体的な感覚をイメージして覚えるようにしています。
自分だけにしかわからないようなことでも良いので
曲中で、シーンが変わる部分、フレーズ、パーツ等を細かくチェックして
その中で、まず音を、フレーズを、曲を繋げていく、という作業をしてそれを
少しずつ伸ばしていって覚えていく、ということを繰り返します。
それをしていく工程で、細かいフレーズの違いや、面白さ、曲の波や構成が
少しずつ、理解できていって私の体が覚えることで
もっともっと、立体的に意識が出来るようになる。
というわけです。
レッスンでいつも言うことですが、
できないのと、やらないのは大きく違います。
できなくても、丁寧に掬い続けること、咀嚼し続けること、
考え続けること。
それが、ものすごく小さいけれど大きな前進を生むのだと、
そう思っています。
私が音大の講義で書き取ったメモをここに添付しておきたいと思います。
今でも、大切にとっていて
何かあった時には、見直して初心に返るような魔法の言葉です。
今は、もうクラシックとは縁遠くなりましたが、
それでも、音楽全般に等しく置き換えれることだと思います。
これを見る、皆さんにも何かが心に響けばいいな、と思います。