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第4回 二胡発表会 終了

長かった,怒濤の発表会ウィークが、終わり、
本日発表会が無事終了致しました。
生徒さんを始め、参加下さった皆様、大変お疲れさまでした。
私の予想通り、生徒さんたちは
リハでガチガチに緊張した後、
わりとリラックスした状態で本番を迎えられた方が多かったように思いました。
練習の成果をしっかり発揮して、
皆さん,頑張られたなあ、
と、私の方が、感無量でした。
特に、2年前の発表会に参加された方々の演奏は、
比較するとやはり、今回 格段に良くなっており、
それに関しては、伴奏をしてくれた2人や、ギャラリーの方々も
同じ感想を持たれたようでした。
演奏終了後,打ち上げの席にて、
一人一言,感想をお願いしましたが、
その中で、生徒さんのお一人が、
「この年になっても、上達していける、ということに、
喜びを感じています。」
とおっしゃっておられたのが、非常に印象的でした。
純粋で実にシンプルな、人の心の根の部分が、
そこにあるように感じます。
そういう喜びが、
もっともっと、自分を鼓舞して
どんどん前へと進めていける情熱に
繋がるのだと思います。
長く続ければ、続けるほど、
その間には、スランプや、坂道、倦怠期、など
様々な、トラップが待ち受けています。
その、様々なトラップをどのように、とらえ、進んでいくかは、
人それぞれだと思いますが、
私は、
自問自答しつつも、進んで、
そこを過ぎてみて、初めて、
自分が、前よりもまた少し、
高く深いところに、立っていることを
認識できるようになるのでは、という気がします。
だからこそ、こういった答えのない道のりを、
ひとつひとつ、小さな喜びを見つけながら、
『続ける』
という作業が、
どんなに大変なことか、
そうして、素晴らしいことか、
と感じるに付け、
生徒さんたちの、二胡に対する情熱に
敬服するとともに、
今回のような、発表会などを通し、
私が、生徒さんたちに出来る限りの
教授,提案をすることで、
たくさんの喜びや、時には困難を、
そこから生まれる音を、音楽を、
共に重ねてゆけたら、
と思った次第です。
私自身も、
心の泉が枯渇してしまわぬよう、
常に自分の音楽に、情熱を持って臨みたい、
と、気持ちを改めて省みた発表会でした。
参加いただいた、生徒の皆様の上達に拍手を送るとともに、
発表会を一緒に創ってくれた皆様全員に、
深く感謝を込めて。
ありがとうございました。
道は、続く。