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脱力について。

今日は、生徒さんのお祝いサプライズへ行ってきました。
なんと、生徒さんが、
夜景の一望出来る、イタリアンレストランで
彼女さんに、
婚約指輪をわたし、プロポーズをする瞬間に、
2人の思い出の曲を演奏する、
という、サプライズなお祝い演奏でしたが、
彼女さんは、泣いておられて、
喜んでもらえて良かったなあ、、
と思いました。
こういう時に、
音楽を続けて来て良かったと、
続ける苦しみも、全部
チャラになる気がします。笑
嬉しかった.
そんな、ご機嫌な金曜の夜、
ドライブでもして帰りたかったのですが、
明日は、怒濤の、一日。
レッスン、結婚式演奏、中国茶カフェ演奏、レッスン、オリエンタルホテル演奏、
、、、、、というわけで、苦笑
潔く、帰宅しました。
さて、
レッスンでは、いつも、
弓の使い方に関して言及する時には、
必ずと言っていいほど、
脱力について、触れる事が多いですが、
この、脱力、というものについて、
なかなか、体で理解するのが、
難しく、ここに来て、難色を示す生徒さんも少なくありません。
私が、昔、自分の先生に教わった時に、
印象深かった説明を、今でも私は良く引用しますが、
例えば、お風呂で、腕を水面に浮かす状態を保つ感じ。
という言葉です。
普段の生活で、
自分の体重を、常にその重さ分、重いと感じて
生きている人は、少ないと思います。
しかし脱力をすると、
まず、感じるのが、
「自分の重さ」
です。
自分の、腕や、手、体の重さを
体感する事で、
それを、
基本のフォームは維持しつつ、
そのまま楽器にのせて、
その上で、関節を柔らかく保ち、
弓の重さを感じつつ、ボーイングを行う、
というのが、
基本の理想の形だと思います。
あとは、楽器が、体の一部として、感じられる、という事ですが、
これも、難しいですね.
私も、日々、あがいている事かもしれませんが、
楽器を弾こう、
弓を使おう、
という事ではなく、
体を使って、心で歌う、
という感じでしょうか、、、、
上手く言えませんが、
何しろ、今日のサプライズ演奏は、
体を使って心で歌う、
良い演奏でした。笑(自分で言うな、ですが。)
こういうブログを、立ち上げておいて
何ですが、苦笑
体で覚えた事は、
どんな文章や文献を、読み取り、頭で言葉として
理解した事よりも、勝ります。
でも、だから、
自分も含め、
人というのは、
それを、体得した人の、言葉を、
自分の、未知の領域を知っている人の言葉を、
欲してやまないのかもしれません。
という訳で、
気分がいいので、
少し、練習をしてから、就寝したいと思います。
皆様も、素敵な練習デイを!!