高胡
突然ですが、先日高胡を購入しました。笑
二胡を持っていて,つぎに買うなら
高胡。
という話は,耳にしたことがありますが,
実際、個人的には
二胡以外の拉楽器にさほど興味もなく過ごしてきたわけですが、
「ヴァイオリンの曲を弾くのに,弾き易い。」
という,その一言で、
なぜか
即買いしてしまいました。笑
といっても、
もちろん、やけ買いをしたわけではなく、
ちゃんと,吟味してのご縁あっての流れでの購入でした。
高胡は、
二胡と違い、
琴胴が,小ぶりで丸みがあって,
駒も小さいものを使用します。
広東音楽では、駒の位置は中央より少し上,綿は使わず
楽器は足に挟んだ状態で,奏するようですが、
一般の曲を弾く場合は、普通に,駒は中央に置き,綿を使用、
楽器も膝に置いて奏するようです。
弦も,
内弦が、G、外弦が、Dという、
ヴァイオリンで言うとこの,
一番低い線と、その隣の弦
ということになりますが、
実際高胡に張る弦は,ヴァイオリンの弦より、
オクターヴ高い弦となります。
だから、出音は割と高い。笑
でもって、結構耳につく音質。なわけです、、、、
先日,宮島の大聖院であった演奏では、
ヴァイオリンとのデュオの曲があり、
いつも,二胡とヴァイオリンのデュオ曲で
音域の点で色々と悩ましい問題が出てくるのを
瞬時に思い出した私は、
その時に使おう!と,息巻き,
事情を説明し,
大急ぎで,中国から送っていただいたにも拘らず、
、、、、、
触って少しすると、
こりゃあ、すぐのことには、ならんえ、、、、。
と,悟る,,,,
とにかく,やはり,弦の高さの感覚に慣れてない。
意識が薄れるとすぐ,指が、頭が、体が、DとAの定で、
動いてしまって
思わぬ音を連発。
ちょうど、いろんな調を
習いたての頃に、新しい調を練習していて,
今までの調とごっちゃになる、というような事と似ているかもなあ、
と懐かしく(笑)感じました。
しかも、何やら,二胡とは割と異なる音質のため、
長時間練習すると、
なんか、耳が,,,,,苦笑
というわけで、(どういうわけやら,分かりませんが)
高胡さんとは,ゆっくりおつき合い。
と、腰を据えて仲良しになるつもりです。
ちなみに、
私が現在愛用している二胡は、
黒檀でできていますが、
黒檀の楽器というのは、
なぜか,音がまろやかに響くらしく、
私は,恐らくその種の音質が好みなのだと思いますが
今の自分の楽器の音を
当時,初めて聴いた瞬間、
こいつだ!
と、電撃が走ったわけですが,
今度家へやってきた、
高胡さんも、
ズバリ,黒檀です。
他の高胡に比べ,ダントツ音がまろやかでした。
まあ,この善し悪しは,個人の趣向の違いだと思いますが。
楽器自体のフォルムも素敵なので,
また,写真でもとって、
アップしたいと思います。
でもって,そのうち,慣れたら,
二胡とともに、門外へ繰り出させてあげようとおもってますので、笑
お楽しみに。