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見飽きるほどの虹🌈

昨日はアイルランド最大のフェスティバルデイ、St.Patrick’s Day. でしたね。 

昨年のちょうど今頃、私はコロナで大混乱のアイルランドに居ました。😅     

帰国するのに、エニスからダブリンへ向かうバスがコロナの影響で途中で止まり、(ちなみにその前エニスに送って頂き着いた時にも私の確認不足でバスが通常のバスストップに居ないというトラブルもあって。苦笑ホント反省でした。)そのため強制的にそこから電車に乗り換えダブリンへ恐らく向かっているはずですが、人もまばらで本当にあっているのか心許ない気持ちのまま電車へ乗り込んで、いくつも車両を通過して漸く1人だけ見つけた乗客に本当に電車がダブリンへ行くのか尋ねた記憶があります。

コロナ渦で不穏な静けさの他国の電車の中で1人ぽつねんと、アイルランド滞在中お世話になったオコナー家、えりかさんの出した本を読んでいました。         

私の知るアイルランド、エニス、フィークルがえりかさんの温かな目線で描かれており何とも心落ち着いたのを良く覚えています。

えりかさんは、ご自分の生活をブログにも沢山紹介なさっており、えりかさんを通して私は、パットやカスティーズ、その他素晴らしいミュージシャンや村の人々とも出会えエニス、フィークル、アイルランドを沢山知りました。(もちろん、このコロナパニック中の滞在でも大変お世話になりました。😊)       

無事に帰国したのち夏になって、秋になり、とある日。  私の生徒さんがレッスン後に、「先生、この本をご存知ですか?」 とかばんの中から取り出したのは。 

えりかさんの本でした。 

私はもう、驚くやら嬉しいやら。何とも言葉では言い表せないくらい。幸せな気持ちでした。  何でもひょんなことから、えりかさんの本を見つけて私がフィドルを習っているパットの奥さんだと知り、お持ちくださったそう。

あぁ、きっと私が読んで無かったら、私に、と下さるつもりでお持ち下さったんだなぁ。ともう本当に感激でした。

人の繋がり。ご縁というのは本当に素晴らしいです。

えりかさんの本は、えりかさんの日々の生活を通しての出来事や想いが、ギュッと詰まっていて、それは一言でスローライフ、田舎生活という言葉では括れないほど、実生活の中でしか育まれない気持ちやもの、人との繋がり、日々の営みの積み重ね。

そういうものを、えりかさんの大切な温かい気持ちを添えて言葉にしてあるような一冊です。

ちなみに、オコナー家へお邪魔する際タイミングが合うとえりかさん(やパットやショーン、リラ😊)が作る絶品スイーツや出来立てパンを御相伴に預かれるのですが!!(えりかさんのルバーブタルト、世界一です!!)そのえりかさんが作るタルトのレシピも本に載ってます!

嗚呼。私のボキャブラリーの貧困さよ。。。 本当にうまく言葉にできなくて愕然としますが、泣

アイルランドに興味のある方もない方も宜しければ是非一度ご購読下さい。

私も何だか心荒むと(苦笑)読み直して、丁寧に日々を営む大切さと音楽の持つ力。を再確認。です。😊

「見飽きるほどの虹 アイルランド小さな村の暮らし」

作 望月えりか

出版 jig出版

混乱の最中の電車の中で。懐かしい思い出。
えりかさんのブラックベリーのタルト。最高に美味しいです。
ミルクティと一緒に舌鼓を打つパット。^ – ^
ご近所さん宅で生まれた仔牛を見に行きました。可愛かった。
レッスン後、ホテルのラウンジしか、空いてなくてそこへ入ってお茶を。オールドグランドホテルだったかなぁ。
温かいお2人。幸せな思い出。