１０月１７日　日曜日　県病院演奏

 １７日は、県病院で、演奏があります。

この演奏は、末期がんで亡くなられた患者様の
ご遺族の方々で構成される、
遺族会での演奏となりますので、

通常の演奏と違い、
一般の方は入場できませんので、ご了承ください。

何年か前にも、県病院の
末期がんの患者様のホスピスで、
演奏させていただいたことが
ありましたが、

患者様の様態が、急変することが、
頻繁にあるような状態の中での演奏でしたので、
初めてだったのもあり、
最初は非常にぴりぴりした感じであったと思いますが、

予定通り、
演奏を始めると、
皆さん静かに聞き入って下さり、
涙を流して感に入って下さった方もおられ、
私の方も非常に印象深く覚えている演奏です。

末期がんの患者様など、
重病の方々は、
健常者と、「生きる」
ことへの想いが全く異なるので、

例えば、「手のひらを太陽に」
等の曲は、歌詞の内容から、
決してやってはいけないなど、

こちらが良いかな、と思うような曲でも、
不快な気持ちを与えることがあるため、
細心の注意が必要だ、と
音楽療法をやっていた方から伺ったことがあります。

気持ちが、少しでも、ふっと、晴れるような
曲を演奏できたら、
と思っています。