6月12日 土曜日 エガンス合唱団コンサート
唐突ですが、
私は、「祈り部(いのりべ)」
という、バンドをしています。
そのバンドは、被爆地である
広島の想いを音に。
という、想いから立ち上げたバンドで、
毎年8月6日には、ピースコンサートを
何らかの形で、行っています。
今まで、その祈り部では
私は、
広島で起こった出来事を、
それに繋がる想いを、
私たちなりの想いと、音で伝えていこう、
という考えが、第一でした。
今年に入って、
私の中で、それ自体に対しての
問いかけが
生まれるようになりました。
その、
問いかけの発端は、「南京大虐殺」
というものの、存在でした。
広島の原爆での死者は、原爆の落ちた年だけでみると、
推定で、12〜14万人。
一方、南京虐殺では、推定で、20〜30万人。
そのくらい、多くの人が、
日本兵によって
虐殺されました。
その話を、今年に入って、
なぜか何度も耳にする機会があり、
そのことにより、
私の、今年の、
祈り部の活動をはじめとする、
「平和への思い」
というものが、
少しずつ、少しずつ、
形を変えていっています。
それは、もちろん
広島を基としていますが、
それだけでは、足りないのではないか。
という、ふつふつとした、
自分の想いを、
今まで抱いていた自分の考えに
照らし合わせ、
再考していく
という、今はまだ、
過程の途中ですが、
その、私の中の変化の
きっかけになったのが、
この、エガンス合唱団の方々からの
コンサートへの依頼で、伺ったお話でした。
会の団員の、
三川さんのお話は、
「広島の原爆は、悲惨でしたが、
実際、その時、
南京の人々は、
ざまをみろ。
と思ったに、違いないんです。
でも、
ざまをみろ、
では、だめなんです。
だから、
それを、変えていくには、
まず、自分たちがしたことを
きちんと見据えた上で、
核兵器廃絶を訴える必要があると、思うのです。」
というものでした。
そういう、日本人の
侵略の歴史を見つめた、
悔悟の想いから、
このたび、エガンス合唱団のみなさんが歌う
「紫金草物語」
という曲は、生まれた。
紫金草は、
南京にある、紫金山の近くに群生する
紫色の小さな花だそうです。
紫金草物語を歌う、グループは、
全国にネットワークがあり、
今まで、他県や南京では、
何度か上演されているということですが、
広島での上演は、初 だそうです。
その、全国のネットワークにより、
他県からも、たくさんこの日のために
歌いに来られ、参加される方々が、おられるそうです。
わたしは、その曲の、ほぼ全章に入っている、
二胡の演奏のサポートとして、演奏いたします。
曲は、12楽章から構成されており、
半分朗読や、台詞のある寸劇ふうな感じで
聴きやすいように作られていると思います。
話が、逸れますが、
私の父は、マスコミ関係の仕事をしており、
若い頃、戦後40周年の
特集番組を制作したことがあったそうで、
その、40周年の特番でのメッセージは、
この三上さんが、思われたようなことを、
そのままを父も感じて、
特集として報じたそうです。
今まで、父のそうした、「被爆地ヒロシマ」としての、
制作活動は、何となく知ってはいたものの、
根が、
そこの部分にあったことを、
今更ながら知れたのも、
このお仕事のお話しあってのことだと
有り難く思いました。
色んな想いを、
感じて今はまだ、音にそれを
まとめれていない状態ですが、
本番までに
しっかり音にして、
合唱団のみなさんとの、
自分との、
ヒロシマとの、
南京との、
平和への想い
が、
ひとつになって繋がっていくように、
と思っています。
6月12日 土曜日
第7回 エガンス合唱団 コンサート 2010
世代をこえ国をこえて!
不忘歴史 面向未来
広島初演 紫金草物語
第一部 私たちの愛唱歌1
第二部 私たちの愛唱歌2
第三部 ゲスト出演
ジュニアマリンバアンサンブル
第四部 全国の仲間と歌う合唱団
「紫金草物語」
場所 県民文化ホール
開場 16:30
開演 17:00
チケット 一般 2000円
小、中学生、障がい者 1000円
主催 エガンス合唱団
お問い合わせ 坪倉 090−7999−7447
三上 082−842−1869