劔岳と練習
7月の連休の1日に、劔岳に登ってきました。
日本の山の中では、難関と言われる山の部類に入り、体力や岩山経験がある方が登りやすい山です。
いつかは、と思いつつでしたが今回漸く。
登山というのは、いろいろコースがあって、私が今回登ったのは、早月尾根という、北アルプス三大急登の尾根の一つとなっているコースでした。
登山していると、よく楽器の練習の時間のことを思い出すのですが、これが私にとっては、どちらもかなり考えることが似ていることだからだと思っています。
関節を脱力させること、力を体に溜め込まないこと、どこの部分をどう動かすのか、何が今必要で、後どのくらい自分の集中力や体力がもつか、等々。
生徒さんたちは、よくyoutubeを見て色々勉強している方が多いみたいで、よくその話をレッスンで聞きます。
すごいなー。と思いながら聞き入るわけですが、
良いな、と思うこともあるし、良くないな、と思うこともあります。
これは、私が生徒さんたちに伝えて続けていることでもありますが、
便利な世の中になったことで、人はそれに辿り着く、
過程
という大事な部分を徹底的に排除してきました。
時短、コスパ、タイパ、そういう言葉は、顕著にそれを指していると思いますが、
そのために、
その過程で起こる、
素晴らしい遠回りや、偶然、試行錯誤から生まれるゆたかさ、やひらめき、のようなものも、
手放してしまっています。
技術を体得する、というのは大変な労力と時間がかかることです。
だからこそ、その過程も、時間がかかったとしても楽しみながら上達出来るなら、
楽しむ世界が広がるんじゃないかなぁ。
と、私はいつも感じています。



