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地御前亭 書×ニ胡コラボパフォーマンス 

昨日は、もの凄い、美食の一日でした!
あっ!その前に。
無事、帰国しております.
スケジュールブログ、個人ブログは順にアップしておりましたが、
こちらが、最後となってしまいました。苦笑
生徒さんが、皆様、
「お帰りなさい!」
と、笑顔で迎えて下さるのが、本当に嬉しくて、
感無量の日本です。
で、本題.笑
もう、日本食に夢,恋焦がれていたので、
昨日という日を、本当に忘れません!!!!!笑
まずは お昼に、
広島市内の胡町にある、BAR KAZURAへ、
今月の22日から始まる、お店の5周年を記念しての
イベント演奏での打ち合わせに。

写真は、それぞれお店の入り口、
ワインと、シガーで一杯.
それから、2部屋ある個室の、一つの赤い方のお部屋。
カウンターから、外へ向けて写真。
外では、バーベキューも、1日限定一組、可能だそうです。
すごい!!
打ち合わせのメンバーは、
シガーを担当されている、タバコ屋さんのなかみちさんに、
お箏の木原さん、チェロの都志さん、そして私。
22日から、26日までの5日間、
毎日生演奏が聴けます。
でですね、そのKAZURAというバー自体は、
実は、1周年でして、母体となっている「葛」
という高級料亭さんが5周年。というわけ。
でもって、お昼に、と
その、料亭「葛」で創られた、懐石弁当が振る舞われ、
それが、何とも素晴らしく美味しかったのでした!

まさに、日本食の美味.です。
葛の、皆様ありがとうございます。
そうして、夜は「地御前亭」いうこれまた高級料亭にて、
海を眺めつつ、食事、、、、
いやいや、、、お仕事です。笑
書道家の、坂口直樹さんと、書と二胡のコラボパフォーマンス、
ということで、演奏させていただきました。
奏しまして、演奏後
またもや、懐石料理をご馳走いただいた訳です。

鱧の湯引きに、絶妙の味の茶碗蒸し、東城のお米!
もう、本当に日本人で良かったです!!
そうして、
料理長さんが特別に、と
ナマタコのお刺身をさばいて下さり、
最高に美味しかったです。
女将さん、料理長さん、地御前亭の皆様、
いらして下さった皆様に、坂口さん、
本当にありがとうございました。
写真は、坂口氏と、当日書き上げられた作品。

で、更に本題.笑
このブログを、
スケジュールブログに書かずに、なぜこちらに書いているかと言いますと、
その、コラボパフォーマンスが、弾く上でのなにがしか、
レッスンで生徒さんたちに、お話しするような事に、
何か繋がる事があるなあ、と思ったので。
坂口さんが、お手伝いとして
付き添いの方を伴っておられ、
その方から演奏後、
書とのコラボの時に、何に意識を向けて
演奏をしているのか、と聞かれました。
昨日のコラボは、
坂口さんが、お書きになる書、に合わせ
私が、自由に即興演奏で華を添える、
という形で、当初私は捉えていましたが、
実際やってみると、坂口さんは私の動きにも、
呼吸を合わせて来られ、
大変息のあったパフォーマンスとなったわけです。
私は終始、坂口さんの何と言うか、エネルギーみたいなものが
でたり、動いたりするのを、何となく感じながら、
それに併せて、その場でイメージしたものや、
こういう時に、こんな感じの、という
あらかじめ、自分で色々試しておいた、フレーズ等を基に
即興を繰り広げていくというのが主でした。
実際、何という言葉を書くのかは、
決まっておらず、伺ってもいませんでした。
ただ、お互いが、お互いの出すものに、反応し合って、
形を変えていくような、そんな気持ちでした。
コラボレーションでは、よく、
ペインティングや、ジャグリング、VJというような映像、朗読や、紙芝居、
はたまた、壁に打ったクギに、毛糸を巻き付けていく、
というような、様々なパフォーマンスとご一緒する事がありますが、
形のある、視覚にうったえる物事と、
形のない、聴覚にうったえる物事が、重なり合って出来るコラボレーションには、
本当に、面白いが故に、大変難しくて、
こういうものは、演者同士のフィーリングや、モチベーション、意識の深さなどが
合わなかった場合、
ただの、演者側の自己陶酔や、自己満足に終わり、
ダラダラとした垂れ流しになってしまう事も、否めません。
今回、なぜこういう形で
しっかりした、パフォーマンスが出来たのか、を、考えると
恐らく、坂口さんに、パフォーマンスの大基となるはっきりとした
ビジョン、流れがあったこと、
その、流れや動き、新しい展開を私が、一瞬一瞬逃さなかった事、
そうして、醸し出した私の音に、坂口さんが、また更に呼応して下さった事、という、お互いの、やり取りが、しっかり続いた事。
に尽きると思います。
この流れを、帰り道、考えていて
ああ、曲を弾くのと、全く同じだなあ.
と思いました。
その曲の持つ、流れや主張したい事、大事な部分、を、
いかに自分がはっきりと感じ取るか、
それを、どうやって音にするか、
時間の推移によって、どう表現するのか、
自分は、それをどう弾きたいのか、
そういう、曲との、自分との対話のようなものですね。
演奏というのは.
コラボレーションは、
その対象が、視覚を持つ、別の事象に取って代わり、
なおかつ、アドリブと時間とで生み出す芸術そのもの。
という感じでしょうか。
う〜ん。
もっと、上手く言葉で表現が出来れば良いのですが、
なかなかです!!
でも、帰り道、ふとそういう事柄を考えつつ
生徒さんたちの事が、頭に浮かんだ訳ですので、
ここに、書き留めておこうと思います。
さて、海外から帰って来てからというもの、
今回、どうも時差ボケチックです。
今までは、なった事なかったので、
最初よく分かりませんでしたが、
おかしな時間に、猛烈に眠くなったり、起きたり、
という事を繰り返しております。
まあ、今回向こうでの滞在が割と長かった上に、
かなり、向こうでは規則正しい生活をしていたので、
無理もありません.。。。。
おまけに、日本に帰ってみれば、
何ともいえぬひどい湿度のため
楽器も、私も閉口していますが、苦笑
後少しの辛抱.と思って、
おいしい食事で乗り切って、
頑張りたいと思います。笑
お休みなさいませ.